MovieStim

class psychopy.visual.MovieStim(win, filename='', units='pix',
    size=None, pos=(0.0, 0.0), ori=0.0, flipVert=False, flipHoriz=False,
    color=(1.0, 1.0, 1.0), colorSpace='rgb', opacity=1.0, volume=1.0,
    name=None, loop=False, autoLog=None, depth=0.0)

PsychoPyで動画を再生するクラスである(訳注:現在はlibVLCをバックエンドとするMoveStim2またはffmpegをバックエンドとするMovieStim3の利用が推奨されている)。

以下に例を示す。

mov = visual.MovieStim(myWin, 'testMovie.mp4', flipVert=False)

# 動画の再生時間を表示
print(mov.duration)

# 動画のオリジナルの大きさをpix単位で表示
print(mov.format.width, mov.format.height)

mov.draw()  # 現在のフレームを描画

デモのMovieStim.pyを参照のこと。

パラメータを以下に示す。

(訳注:原文に掲載されているデータ属性およびメソッドの内、一般的な視覚刺激オブジェクトと共通するものは省略した)

loadMovie(filename, log=None)

引数filenameで指定された動画ファイルを読み込む。システムにavbinが見つからない場合は警告を表示する。読み込み後に自動的にデータ属性durationが更新されて動画の再生時間(単位は秒)が反映される。

pause(log=None)

動画再生を一時停止する。play()で再開する。

play(log=None)

動画を再生する。一時停止後に再開する際にも用いる。

seek(timestamp, log=None)

引数timestampで指定した位置までシークする(再生位置を変更する)。バージョン1.62の時点でこの機能はあまり安定していない。

(訳注:現時点でも不安定である)

stop(log=None)

動画の再生を現在の位置で停止する。このメソッドで停止すると再生しなおすことは出来ない。再び再生するにはload()を実行し直す必要がある。従って、再生を再開する必要がある場合はpause()を使う方がよい。